この店ウォッチング

おおがたの台所
道の駅 ビオスおおがた

高知県幡多郡黒潮町浮鞭953-1
TEL:0880-43-31138
FAX:0880-43-3153

 サーフィンやホエールウォッチング、Tシャツアート展など全国各地から訪れる観光客で賑わう黒潮町大方地区。 「ビオスおおがた」は平成17年6月にオープンし、同年8月に道の駅として登録された。

 国道56号線沿い。土佐西南大規模公園の中に、「ビオスおおがた」は駐車場を囲うように二つの建物でできている。 ひとつは大方地区とその周辺地域の情報発信の場「情報館」。もうひとつは大方地区の食材、お土産品を販売する「物産館」。 どちらも木材を多く使用した落ち着いた雰囲気の建物だ。

 「物産館」には“ひなたや食堂”があり、定番のカツオのたたき料理やマグロどんぶりなどのメニューが人気で、特に好評なのはかまどで炊いたお米。 地元の旬な食材を使い、料理に使用する塩も黒潮町産の天日塩というほどのこだわりだ。

グアバアイスとどぶろくアイス

 そして、毎朝とれる新鮮な魚介類・野菜類が揃う“ひなたや市場”では、地元の漁師や農家が直接出品しているため低価格で購入できる。 魚の干物から刺身、お弁当まで幅広く販売されている。イチ押しは、ここでしか食べられない「どぶろくアイス」。ほんのりとどぶろくが香り、 男性に人気があるという。かつて幡多の農家ではお母さんがどぶろくを作り、子供の教育費用を稼いでいた時代があった。店内ではその文化も併せて紹介されている。

グアバアイスとどぶろくアイス

人気のどぶろく

人気のどぶろく”富きふき(「き」は「七」を三つ並べた「喜」の旧字体)”

商品の数々

 「ビオスおおがた」は、地域の雇用確保、高齢者の生きがいづくり、経済効果の拡大などを目的に建設された。現在スタッフは20人。 取締役の坂本あやさんが「小さな経済を生み出す場でありたい」と話すように、多くの住民が「ビオスおおがた」に関わっている。
 たとえば、ミョウガを生産する農家が、形が不揃いのため商品にはならないけれど美味しいミョウガを、生鮮野菜として格安で「物産館」に出品する。 ある主婦がそのミョウガを購入し、そのミョウガを使って漬物をつくり、「ミョウガの漬物」として「物産館」に出品する。 もともと商品にならず処分していたはずのミョウガが商品となり、またそのミョウガが新たな商品となって「小さな経済」を生み出すのだ。 これは実際にあった話の一例という。

JAはたの女性部が作る手づくり商品の数々

 今年6月で2年目を迎え、目下の課題は自社商品の開発と展開。個性豊かな道の駅として、またコミュニティービジネスの場として、 「ビオスおおがた」の活動が期待される。