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有限会社 安芸グループファーム
高知県安芸市穴内乙685 |
ご当地商品がブームである。ネットや流通の発達により、全国の味を簡単にお取り寄せできる。 今年7月、「安芸グループふぁーむ」の看板商品“焼きなすアイス”が全国紙日経プラス1で『取り寄せられるご当地アイス』 ランキングの第10位に紹介された。 |
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高知市内から東へ車でおよそ1時間。国道55号線沿いに「安芸グループふぁーむ」(以下「ふぁーむ」)がある。 店内に入ると、焼きなす、しょうが、土佐ジローといった珍しいアイスクリームが目を引く。 どれも地元の素材を活かしたアイスクリームで、シャーベットを含めると全12種類。工場を兼ねており、 ガラス越しにアイスやクッキーを作る様子を見ることができる。 |
「安芸市の町おこしのために何かできないか」。そんな想いから異業種の青年たちが集まり、平成7年に任意団体として「安芸グループふぁーむ」
を立ち上げた。その3年後、法人化し有限会社に。代表取締役の小松哲也氏は「最初は小さな機材を持ち寄って、
自分たちでできることは何でもやってきた。周りの方々の親切に助けられ、少しずつレベルアップしてきました」と振り返る。 |
![]() 新商品のゆずアイス |
現在、安芸市の本店と高知市葛島Fujiにある葛島店の2店舗を展開。メインは卸しで、東京のアミューズメントパークや福岡、 広島のアイスクリーム博覧会へも卸している。看板商品は、「ふぁーむ」開店当初からの “焼きなすアイス”。ユニークな素材が受けている。 口に含むとなんとも言えない香ばしさが広がる。また、アイスクリームを食べたあとにある独特の喉の渇きがないのも「ふぁーむ」アイスの特徴だ。 |
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![]() いろいろな味が楽しめる手作りシャーベットの数々 「クッキーもおいしいですよ!」 |
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今年の8月、3年ぶりの新製品「ゆずシャーベット」が発売された。実生の木から採れた香り高いゆず酢を使用。 ゆず皮ピールで自家製ジャムを作り、シャーベットへ混ぜ込んださっぱりとした一品だ。 「これからも地元の素材の個性を活かし、正直でまじめなアイスクリームづくりに取り組んでいきます」と小松氏。 近年、県内外問わずマスコミから取材を受けることも少なくない。アイスを通して、全国に向けて安芸市をPRしている。 |
PLATFORM No.229 2006年10月号
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