令和6年度ものづくり総合技術展開催等委託業務プロポーザル

令和6年度ものづくり総合技術展開催等委託業務プロポーザルの実施について

1 事業名

　令和6年度ものづくり総合技術展開催等委託業務

2 事業の目的

　高知県では平成２年から自然減の状態に陥り、人口減少による経済の縮小が若者の県外流出を招き、さらに経済が縮小するという「負のスパイラル」をたどっています。このスパイラルを断ち切るためには、魅力ある仕事をつくり、若者がいきいきと仕事ができる高知県を目指す必要があり、その取り組みの一つとして、県内の製造業界の活性化を目指す「ものメッセKOCHI　高知県ものづくり総合技術展」を開催しています。
　この展示商談会は、県内で「ものづくり」に携わる事業者の優れた技術・製品を広く県内外にアピールすることで、県内事業者とのマッチング機会の創出や、県外・海外企業との商談による販路拡大につなげ、「ものづくり」の「地産地消・外商」を一層推進することを目的としています。
　また、本県の次世代を担う若者の将来の就職先として広く県内製造業の認知・理解を進めるため、児童、生徒の来場を促進し県内企業やものづくりに興味、関心を持ってもらう機会を創ることも目的としています。
　近年では、学校教育の中でも産業教育の実施や、キャリアパスポートを活用したキャリア教育により高知県内の産業や企業を知ろうとする動きが広まっています。しかし、県内企業は圧倒的に中小企業が多く県外の大企業と比較されると魅力が伝わりにくいことや、製造業は普段の生活でも接する機会が他の産業と比べ圧倒的に少ないため一般的にあまり知られていないこと、またいわゆる３Kや職人気質の男性社会という既存イメージの払拭ができていないことなどから、人材確保が困難な状況が続いています。
　この状況を改善するために、県内の児童・生徒やその保護者となる一般の県民の方に向けて、高知県内にはまだ知られていないたくさんの企業や多様な仕事があること、世界に誇る技術や製品があることを広く知っていただく必要があります。また、製造業においては、現場で多くの女性が活躍されていることや、環境改善・福利厚生の充実による多様な働き方が進んでいることなどを伝える必要があります。
　そこで、ものメッセKOCHIは、「みんなでつくる　新たなつながり」を開催テーマとし、一方的な情報発信ではなく出展者と来場者がそれぞれ主役として参加でき、将来を担う子供たちが生まれ育った高知県で希望と夢を持って働くことができる未来を描くための「つながり」を築いていく展示会を目指して開催します。